こんにちは。(*・ω・)ノ

嘉悦図書館学生スタッフの金城です。

今日は読書について簡易的に書いていこうと思っております。

「読書を始めようと思うけど、頭が悪いから本が難しくて読めない。」
という思いを持った方もいると思います。

そこで今回は、難しい本はなぜ難しいのかを説明することにより、どの本を読めばいいのかを紹介できればいいなと思います。

本が難しい理由には大きく分けて3つ理由があります。
1つ目は、知識量の問題です。読書は読む速度と知識量が比例します。
なので、知識量が乏しい状態で多くの知識量が必要な本を読んでしまうと、読む速度が遅くなり理解できないと感じてしまうことが多々あります。明治大学教授で教育学者の齋藤孝先生は『読書力』という本の中で『読書は「知能指数」でするのもではない。むしろ、本を読んだ蓄積でするものだ。』ということを言っております。そのため最初のうちは、予備知識のあまりいらない本を読んだ方がいいと思います。

2つ目は、著者の文章が下手であるということです。
作家を本業としている人にはなかなかないことですが、学者にはとても強く見られる傾向です。特に哲学者に多いと個人的には感じます。

3つ目は、難しいのではなく内容に全く意味がないというものです。
このケースはとても稀ですが実際にあります。アラン・ソーカル事件と検索してもらえれば早いのではないかと思います。興味があれば是非。

以上のような3つの理由から本は難しいと感じられます。
では、どのような本を読めばいいのか。答えは簡単です。上記に当てはまるような本を除けば、ある程度どのような本を読めばいいのかが絞れます。そこから、自分の好みのものを適当に選べばよいと思います。

私の独断ではあるのですが、参考として読みやすい出版社を挙げておきます。
文庫本で物語が読みたい方であれば

双葉文庫 角川文庫 (個人的には筒井康隆がおすすめ)

文庫本で知識モノが読みたい方であれば

王様文庫 PHP文庫 


新書本が読みたいのであれば

幻冬舎新書 PHP新書


これはあくまで、私の経験則であるため著者によるばらつきがあると思いますが、参考程度にして貰えると嬉しいです。そして、知識量が付けば難しい本にも挑戦して頂ければ幸いです。

ここまで言っておいてなのですが、読書の楽しみ方はいろいろあります。最初から難しい本を手にしてもいいし、下手な文章にがんばって付き合ってもいいのです。楽しく読書しましょう。


*今回出てきた本
齋藤孝 読書力(岩波新書)
https://opac.kaetsu.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000083983&opkey=B158218115215648&start=1&totalnum=17&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=00000000000000000