こんにちは
Liss2年の東です

今日は本の感想を書こうと思います

以前の記事、"梅雨の時期がやってきました"でも紹介した
死神の精度の話です。

この本を読み終えましたが、とても面白かったです

雨男で、ミュージックをこよなく愛し、ユーモアがわからない死神を中心に話は進みます
ホラー映画に出てくる怖い死神とはまったくの逆です
この死神が、死の予定にある人々の観察に行き、
死ぬべきであるか判断していくストーリーです

私の気にいった話は、
死神が、死期の近いやくざの男のところに観察しに行く"死神と藤田"という話です
この話には、やくざの舎弟の男が出てきますが、
その男の行動が、人間らしくとても印象に残っています
どうにもならないことに苦悩し、冷静ではない行動をしてしまう…
読んでいて共感できました

この本の全体を通してですが、
人間の感覚とは違う死神視点なので、
登場人物の人間らしさがより際立っています。
また、一つ一つの話のテーマがジャンルごとに別れていて
読んでいて飽きが来ません
わかりやすい文章展開ですぐに読めてしまいます

この雨の季節にピッタリの本だと思います
本学図書館のLissの本棚に飾ってあります
来館した際には、ぜひ読んでみてください