こんにちは、Liss2年の木村です

お待たせしました!春休み特別企画、
「カウンセリング室の須藤先生にインタビューしてきました!」の後編です

なお、前編はこちらをご覧ください。

では続きをどうぞ



木村
カウンセラーの仕事をする上で、先生が最も大切だと思うことは何ですか?
 
須藤先生
学び続けることですかね。
自分も未だに研修を受け続けているのですが、この仕事は結構研修費がかかるので…(笑)
時間や費用など、いろんな意味でコストがかかる仕事なんですけど(笑)
まぁでも深く言うと、やはり学び続けるということかと。

木村
須藤先生のおすすめの本はありますか?
 
須藤先生
あるにはあるんですが。結構内容が重い本なんですけど…。
 
木村
タイトルを教えてもらってもいいですか?
 
須藤先生
『夜と霧』という本ですね。
ユダヤ人で精神科医のフランクルという人が、第二次世界大戦でナチスドイツに捕まり、
全てを失った中で一体何を拠り所として生きるかを書いた本です。
 
木村
全てを失ったというのは?
 
須藤先生
強制収容所では、服装や名前、家族など全て奪われてしまうんですよ。
収容所では、名前では呼ばれず、代わりに数字で呼ばれますから。
こうやって人としての拠り所となるものを失うと、働きたくなくなりますよね。
働けないとなると、毒ガス室に放り込まれてしまうんです。
そのため、人は何か希望を持って生きなきゃいけないんです。
この本は、戦争の悲惨さを表したものだと思うんですが、
「人はなぜ生きるのか」ということが間接的に書かれている本だと思うんですよね。
 
木村
他にもおすすめの本はありますか?
 
須藤先生
これもまた同じ作者の本なんですが、『それでも人生にイエスと言う』という本ですね。
フランクルが強制収容所から出た後のお話です。
 
木村
続きがあったんですね。
 
須藤先生
フランクルは、強制収容所から出たらこういう授業をしたい、と頭に描きながら
生きてきたというんですね。その授業を書いたものがこの本なんです。
 
木村
機会があったら是非読んでみたいです。



木村
最後に、学生に対して何か一言お願いします。
 
須藤先生
社会に出たら時間がなくなってくるので、
今のうちに出来る限り様々なことを体験してください、ということですね。
 
木村
須藤先生、この度はありがとうございました。



              ~インタビューを終えて~ 
 
今回のインタビューではカウンセラーとしての仕事の難しさ、そして奥深さをとても感じました。
また、人とコミュニケーションをとることは、自己理解を深めることや、他人の心のケアとしても
大切なものだと感じました。学生の皆さんも人との繋がりを大切にしてください。


 
              ~インタビューに登場した本~

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         『夜と霧』                 『それでも人生にイエスと言う』
   ヴィクトール・E・フランクル著            ヴィクトール・E・フランクル著